今回は歌手・シンガーオーディションにおける、ありがちな失敗談を10個ご紹介致します。
- 初めての歌手オーディション、失敗したくない!
- 今まで不合格ばかり、次こそは合格したい!
このような方は是非参考にしてみて、次のオーディションに備えてみてください。
実際にあった事例もご紹介致します。
失敗例1:歌の練習をせずに歌唱審査に臨む
歌手・シンガーオーディションを受けられる方で、結構あるあるです。
理由としては、自分の歌唱力に自信がある故にオーディションに向けて全く練習をしないで臨む、という事です。
自分に自信があるのは良い事です。
でも、やっぱり人に自分の歌を見てもらう、プレゼンするという時に全く練習しないというのは問題です。
オーディションで合格したらば、場合によってはあなたに対して『お金をかけて売り出してくれる』可能性もあります。
オーディション主催側がお金をかける覚悟はできている、だけどオーディションを受ける側は全く準備していない。
これでは、相手に熱意もビジョンも全く伝わりません。
できれば事前にボイストレーニングを受講する
お金や時間に余裕があればボイストレーニングをしっかり受けられるのをお勧め致します。
ボイストレーニングはダメなところを直し、個性を伸ばすものです。
今の自分の歌を客観的に判断してもらい、自覚し、直していくのは大事な作業です。
ボイストレーニングの受講が難しい場合は、せめてカラオケで練習をたくさんしたり、自分でできる事を精一杯、「俺(私)以上に努力している人なんていない」と思えるくらい頑張りましょう。
失敗例2:プロフィール用紙を使わず履歴書を提出する
履歴書を出してはダメ、というわけではありません。
※もちろん会社によっては履歴書はダメというところもあります。
これは歌手オーディションに限らず、芸能系のオーディションではプロフィール用紙を使用するのが通例です。
芸能のオーディション向けの用紙があります。
インターネットでも検索すればプロフィール用紙のテンプレートがダウンロードできます。
ほとんどの場合、主催者側からどのような形でプロフィールを提出するのか指示があります。
履歴書はダメ、履歴書でもOK、プロフィール用紙持参、など。
履歴書がダメと書いてないからと言って履歴書を持っていくのはやめましょう。
プロフィール用紙だけど写真を貼り付けていない
プロフィール用紙を用意したけど写真を貼らない、持っていかないというのもNGです。
プロフィール用紙を見るのは、オーディション会場にいる審査員だけとは限りません。
オーディションが終わった後に、審査員が他の社員や役員に「こんな子が来たんですが、どう思います??」と意見を求める可能性はとても高いです。
また、オーディション後に審査員がプロフィール用紙を読み返す場合ももちろんあります。
色々な状況を想定すると写真は貼り付け・持参が必須です。
失敗例3:面談・面接にて受け答えが曖昧
個別の面談や面接であれば、色々とオーディション担当の方から質問が飛んできます。
- なぜこのオーディションに応募されたんですか?
- 今までの活動経験は?
- 過去に事務所に所属されていた事はありますか?
- 合格したらどうしたいですか?
- 将来のビジョンはありますか?
などなど。
上記についてはよくありがちな質問ですが、その他にも自分が想定もしていなかったような質問が飛んでくる可能性もあります。
もちろん、全ての質問に明確にバシッと回答できなくても良いのですが、やはり人として筋が通った回答が求められます。
つまり、審査してもらう方々に「なるほどな」と思ってもらう事が大事です。
例えばですが、笑顔で人をハッピーにさせる事ができる人がいて、その人は自分の笑顔が長所だと理解していたとします。
その場合、質問への回答が多少曖昧な回答があったとしても、常に笑顔でハッピーにする事に注力をすれば「なるほど、明確なビジョンは薄いようだがこの子は本当に笑顔が良い、ファンも増えそう」などと思ってもらえる可能性はあります。
失敗例4:自分の短所と長所を理解していない
失敗例3でも少し書いた内容でもありますが、自分自身の短所と長所を理解しておくのは大事な事です。
つまり自分の『強み』をしっかりわかっていないと、自分でもどうやってアピールするべきかが分からないので、審査してもらう方々に自分の印象を残す事ができません。
失敗例3でも書いたような笑顔が強みとかでもOKですし、歌に関して言えば高音域が広く出る、ファルセットがきれい、倍音への理解が深いので聴かせる歌がとても得意、などでももちろんOK。
自分が何ができて何ができない、苦手なのかも理解しておきましょう。
失敗例5:身だしなみを気にしていない
面談やオーディション当日、身だしなみは大事です。
かと言って就職面接ではありませんので、リクルートスーツなどを着たりする必要はありません。
オーディションによっては服装の指定がざっくりと定められているものもあったりしますが、基本的には自由なのが一般的です。
どんな服装が好印象を与えられるか
アーティスト、シンガーなので派手でも全然構いません。
前述のように就職面接ではありませんので、目立ってナンボとも言えます。
そういった意味で、自身の個性が最大限発揮される服装が良いと言えます。
必ずしも個性が発揮されている必要はありませんが、自分に似合う服装をチョイスしましょう。
理由は簡単です、自分がどういう風に見られているのか、はたまた自分の事をしっかり客観視できているのかが服装からもある程度分かるからです。
逆にこんな服装はNG
汚い格好、服にシミや汚れがあるなどはよく有りません。
相手が不快に思うであろう可能性がとても高い服装も避けるべきです。
下記はNG例です。
- 服装が汚い、汚れてしまっている
- (個性ではなく)ただだらし無いような印象を与えてしまう
- 服のサイズ感が自分に合っていない
- (個性ではなく)格好が悪い
失敗例6:言葉遣いが悪い
言葉遣いも大切です。
例えば一人称が「俺」になってしまうのではなく「私」と言うなど。
敬語が使えないなどもよく有りません。
もしかしたら、言葉遣いが面接の時点では良くなくてもパフォーマンスである歌がずば抜けて良かったりしたら「言葉遣いはダメだけど、歌がすごすぎる!」と思ってもらえる可能性もゼロではありません。
しかし、一般的には「生意気だ」「世間を知らなすぎる」と思われてしまう事がほとんどかと思います。
言葉遣いもそうですが、相手にマイナスな印象を与えてしまう可能性のある事、ものは無くしていくのが鉄則です。
失敗例7:歌っている時の表情が乏しい
これは失敗というほどの事でもありませんが、歌唱審査において歌っている時の表情が乏しいという事があります。
感情表現がうまくできず、聞き手の心に入っていかないという事があります。
逆に感情表現を必要としない楽曲もありますので一概に言える事ではないかもしれませんが、感情表現が必要そうな楽曲に関しては表現力を高めておくと良いです。
アーティスト、歌手も『演者』と言われます。
歌を通してキャラクターを演じるという事でもありますので、素の自分でありのままに表現が上手であれば良いのですが、より良く見せるにはどうすれば良いか、というのは考えておきましょう。
失敗例8:歌詞を見ながら歌う
歌詞を見るのは良くないですね。
基本、ワンコーラスでの歌唱が多いので、ワンコーラス分くらいは歌詞を覚えて臨むのがベストです。
失敗例9:歌のリズムが合っていない
リズムが合っていないというのは聴いている側としては心地よくありません。
リズム感を身につけるにはボイストレーニングに通うなどが良いです。
自分でもできるリズムトレーニングもいくつかありますが、リズムトレーニングについては積み重ねが大事で体に染み込ませる事が重要です。
一朝一夕でどうにかなるものではありませんが、日頃からコツコツとやっていく事がとても大事です。
失敗例10:一方的に自分の話ばかりしてしまう
面談において自分の話ばかりをしてしまうのはよく有りません。
もちろん自己アピールの中で自分の話をするのは大事ですが、それ以外の話において、質問があっても無駄に話が派生していつの間にか自分の話ばかりしていまう方がいます。
これについては気をつければなんとかなるものでもありますが、どういった質問をされたらこうやって回答しよう、などとイメージトレーニングをしっかり行っておく事がとても重要になります。
何もオーディションにかぎらず、就職などの面接でも同じことが言えるかと思います。
まとめ
歌手・シンガーオーディションにおいて、できる限りの準備はしておく、やれる事、やるべき事はぬかりなく行うというのがとても大事です。
すぐに直せるものもいくつもありますので、是非歌手オーディションの対策として参考にして頂ければと思います。