歌手を志している人は、オーディションを受けて歌手になろうとまず考えるのではないでしょうか。
確かに、オーディションから歌手になる人は多く、また大手芸能事務所が主催するオーディションなどはデビュー直後から知名度が高いといったメリットがあります。
※必ずしもデビュー直後から知名度を得られるとは限りません。
この記事では、特に初心者の人に向けたオーディションの選び方や、オーディション以外で歌手活動を行う方法についてお伝えします。
オーディションの流れや、オーディションを突破するコツも説明していますので、ぜひ参考にして歌手デビューを勝ち取ってください。
歌手オーディションの流れ
まず初めに、歌手オーディションの流れを簡単に説明します。
歌手オーディションにおける選考の回数はオーディションにもよりますが、主におこなわれるのが「書類選考」と「実技試験」です。
次の項目から、それぞれ詳しくお伝えします。
書類選考
ほとんどのオーディションで、まずは書類選考がおこなわれます。
いわゆる一次審査、プロフィール審査です。
歌手オーディションの書類選考では、エントリーシートや経歴書の他に音源提出を求められることが多いです。
最近はWeb上でエントリーが完結するものも多く、書類選考へ参加するハードルは低くなっている傾向にあります。
ただしその分エントリー人数が増えるので、倍率は上がります。
書類の記入や入力にも手を抜かず、音源も自分の魅力が最大限伝わるものを送りましょう。
実技試験
書類選考を突破すると、実技試験へ進むのが通常です。
いわゆる歌唱審査にあたります。
実技試験は数回にわたっておこなわれ、どんどんふるいにかけられる場合もありますし、1回のみの場合も当然あります。
また、二次選考が審査員の前で歌を披露する実技試験で、三次選考は実際にお客さんの前で歌を披露するといったケースも稀にあります。
基本的に何次選考まであるのかは、オーディションの募集要項に書いてあるので目を通しておくと良いでしょう。
歌手オーディションを突破するコツ
オーディションを受けるのなら、合格したいと思うのが普通ですよね。
しかし、歌手オーディションは倍率が高くただ「歌が上手い」や「熱意がある」だけでは突破しにくくなっているのが現状です。
歌の技術を磨くのはもちろんですが、それだけでは埋もれてしまい、オーディションの突破はなかなか難しくもあります。
そこで、技術面以外で歌手オーディションを突破するコツを2つお伝えします。
この項目で解説することを参考に、ぜひオーディションを突破を目指してくださいね。
実績を積む
まず、実績を積むとよいでしょう。
実績とは、例えば以下のようなことが挙げられます。
- 自主企画ライブでの動員数
- 配信アプリにおけるフォロワー数
- 自主制作CDの売上枚数と売上金額
このような数字が大きければ大きいほど、実績としてオーディションでは有利に働きます。
ただ、中には完全な新人を発掘したいオーディションもありますので、募集要項をよく確認してから応募しましょう。
自分のなりたい将来像をはっきりと伝える
次に、自分のなりたい将来像をはっきりと伝えることです。
- 歌手になってどうしたいのか?
- なぜ歌手になりたいのか?
- どのような歌手になりたいのか?
実技試験や面接では、審査員からこのような質問を受けることが少なくありません。
その際に「歌が好きだから」だけでは、審査員の心にはなかなか響きにくいでしょう。
それならカラオケに行けば良い話だ、となってしまいます。
「なぜ歌手でなければいけないのか」ということを主軸に、ぜひ考えてみてください。
そして「どんな歌手になりたいか」「10年後はどうしていたいか」など、将来まで見据えた回答ができるようにしておいた方が良いでしょう。
【初心者向け】歌手オーディションの選び方
歌手オーディションは、個人で主催しているものまで合わせると、年間で数えきれないほどのオーディションが開催されています。
たくさん選択肢があると思われるでしょうし、初心者の方は特にどのオーディションを受けたら良いのか迷ってしまいますよね。
初心者におすすめの、歌手オーディションの選び方は優先度が高い順に、以下のとおりです。
- 大手芸能事務所主催のオーディションを受ける
- 音楽プロダクション主催のオーディションを受ける
- 自分の歌いたいジャンルからオーディションを選ぶ
次の項目から、それぞれ詳しくお伝えしていきます。
大手芸能事務所主催のオーディションを受ける
まずは「SONY」「avex」「研音」など、大手芸能事務所が主催しているオーディションを受けてみることをおすすめします。
大手芸能事務所が主催しているオーディションなら、マスコミなどからの注目度も高く受かった時点である程度の知名度が獲得できる可能性が高いです。
また、合格後に手厚いレッスンやサポートが受けられますし、自身の経歴にも箔がつくでしょう。
ただし、大手芸能事務所が主催するオーディションはそれだけ倍率も高くなります。
前の項目で紹介したコツを確認し、ぜひ挑戦してみてください。
音楽プロダクション主催のオーディションを受ける
次に、音楽プロダクション主催のオーディションを受ける方法です。
大手芸能事務所主催の歌手オーディションは、たしかに注目度が高く合格後のサポートも手厚いです。
ただ、場合によっては俳優や女優と兼任となったりなど、歌手を専門にデビューできないケースも少なくありません。
そこで、音楽プロダクション主催のオーディションを受けることも視野に入れるとよいでしょう。
音楽プロダクションは、その名の通り音楽に特化したプロダクションですので、より歌手活動に専念できることが期待できます。
音楽プロダクションのオーディションも、大手芸能事務所のオーディションと並行して受けてみると良いでしょう。
自分の歌いたいジャンルからオーディションを選ぶ
歌手のオーディションを探している人の中には
「絶対にアニソン歌手としてデビューしたい!」
「演歌歌手になりたい」
「個人ではなくロックバンドでデビューしたい」
など、自分の歌いたいジャンルが決まっている人も多いのではないでしょうか。
その場合、自分の歌いたいジャンルに特化したオーディションを受けるのがおすすめです。
例えば、アニソン歌手としてデビューしたいなら「アニソン歌手 オーディション」と検索すると、アニソンに特化したオーディション情報が閲覧できます。
その後は前述したように、なるべく大手芸能事務所や音楽プロダクションが主催しているオーディションを選ぶのがおすすめです。
オーディション以外で歌手になる方法
確かに、オーディションに受かってデビューするのが正統派なイメージがあるかもしれません。
ただ、前述したように歌手のオーディションは倍率が高く、なかなか突破できない人が多いのが現状です。
とはいえ、オーディションに受からないと歌手に慣れないわけではありません。
配信や路上ライブから人気を得てデビューしたり、オーディションを経ないでまずプロダクションに所属してからデビューを目指すといった方法もあります。
次の項目から、オーディション以外で歌手になる方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
配信者から歌手になる
最近は、配信アプリの普及により「配信者」と呼ばれる人が有名な存在となりつつあります。
配信者のジャンルは多岐にわたり、歌を主に配信している配信者も多くいます。
そのため、配信者を経て歌手になるのも良いでしょう。
配信の利点は主に以下の5つです。
・時間を問わず家から配信できる
・コメント機能でファンの人と交流できる
・歌だけでなくお話配信などもできる
・初期費用がほとんどかからない
・努力次第でファンをつけやすい
配信の魅力はなんといっても、家から24時間好きなときに配信が可能なことでしょう。
視聴者もライブ会場へ足を運ばずとも配信が見られるので、気軽に配信を見てくれます。
まずはファンをつけるための手段として、配信アプリの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ライブに出演する
前述したように、ライブの出演や動員数は自身の大きな実績となります。
ライブハウスや演奏ができるバーなど、自主企画でのライブを受け入れている施設は多くあります。
自主企画でなくとも、音楽仲間を募って合同開催にしても良いでしょう。
そこからファンの獲得にも繋がるので、最初は勇気がいるかもしれませんが、ぜひライブへは積極的に参加してみてください。
音楽プロダクションに所属する
デビューはせずとも、音楽プロダクションに所属している歌手候補生は多くいます。
音楽プロダクションに所属するメリットとしては
・レッスンが受けられる
・デビューのチャンスが多い
・同じ志の仲間が多い中で切磋琢磨できる
などがあります。
ただし、上述したように悪徳業者もありますので、プロダクション選びは慎重にしましょう。
【ここに貴社のプロダクションへの訴求文を差し込んでも良いかな、と思うのですが、いかがでしょうか?】
まとめ
歌手のオーディションを受ける際は、以下のことを念頭においておくと、詐欺被害や悪徳プロダクションに騙されにくいです。
・大手芸能事務所が主催するオーディションにエントリーする
・音楽プロダクションが開催するオーディションにエントリーする
オーディションにエントリーする際は、実績を積んでおいたり自身のなりたい将来像を明確にしておくと、突破しやすいです。
またオーディション以外でも、以下の方法で歌手デビューを目指すのも良いでしょう。
・配信者から歌手になる
・ライブに出演する
・音楽プロダクションに所属する
歌手になるのは容易ではないですが、様々な方法で歌手を目指すことが可能です。
ぜひ自分に合った方法やオーディションを見つけ、歌手デビューの夢を叶えてくださいね。